ラシーン整備
ラシーン再生整備!!ラシーン故障オイル漏れ編ディストリビューター
2013-09-15 09:01Edit By:masahiro chimoto
ラシーン再生整備!!ラシーン故障オイル漏れ編ディストリビューター
ラシーンに、比較的多いオイル漏れの記事になります。今回は、ディストリビューター編になります。このパーツは、エンジンのカムシャフトと連動しておりエンジン各気筒のスパークプラグに高電圧を送る役目をするパーツになります。今の車は、ラシーンの様にディストリビューターが付いている車が少ない!!しかしこのパーツが付いている事により点火時期などのセッティングが手軽に自分好みに出来る利点も有ります。勿論セッティングを誤るとエンジンの寿命も短くなる事も覚えといて下さい。ラシーンの整備マニュアルで、明確な点火時期の基準が記入されています。詳しくは、そちらの方を参照下さい。では、本題でなぜオイル漏れがするのか???それは、ディストリビューターのオイルシールとシャフト部の摩耗による部品の経年劣化が一番の理由かもしれない。詳しくは、ラシーンのディストリビューターを分解していけば解るので写真をアップして行きますね
まず初めに、エンジン内部に有りますディストリビューターのオイル漏れを見て下さい。
上から見た写真になります。
続きまして横から覗きこんだ写真になります。如何でしょうか?漏れているのが解りますね!!この漏れも放置しておくと、エンジン下部までオイルが到着する位漏れる事も有ります。
続きまして、オーバーホールしたディストリビューターの写真になります。
角度を変えて撮影
さらに角度を変えて撮影
ディストリビューターの下部周辺に、黒くて丸いOリングが付いていますが、こちらの劣化からもオイル漏れします。ディストリビューターのオイル漏れは、合計で2か所からがイレギュラーを覗き一番多い現象になります。
それでは、ディストリビューターの内部を分解して行きましょう!!
まず初めにディストリビューターキャップを取り外します。
(細かい注意点などは、書きません!!DIYでされる場合は、自己責任でお願い致します。)
続きまして、エンジンから取り外しします。取り外ししたエンジン側の写真です。
続きまして、ディストリビューター分解写真を並べました。
写真中央のセンターに置いたシャフトにも、オイルシールとシャフトが摩擦しシャフトがすり減っている事が御解り頂けますでしょうか?
ディストリビューターのセンターに、オイルシールが有ります。
この部分の劣化からもオイル漏れ致します。
オイルシールを交換すれば、オイル漏れが止まりますがディストリビューターを分解していきますと色々な部品の劣化が当然ながら見られます。当たり前ですが、経年劣化を少しでも抑える為には、出来るだけオーバーホールが必須になります。オーバーホールもどこまでするかが肝心になります。
今回の記事は、ディストリビューターのオイル漏れ箇所の説明でした。
当店では、ラシーンのメンテナンスなども承っております。
他店で購入した車両でも、お気軽にご相談下さい。