ラシーン館の日常
2023年ラシーン館の納車整備に対する考え方!!
2023-07-01 15:29Edit By:千本昌弘
2023年ラシーンの納車整備に対する考え方
ラシーンは、製造から古い物で30年位経過した車両ですのでかなりの箇所が何時も悪くなっています。正しく言い換えると悪くなり掛かっています???(車検には、通る)
全てを新品のパーツに変える事は、とても困難で部品代・整備に対するコスト・時間が掛かりとても高額な車両になってしまいます。
当店では、走る・止まる・曲がるを重点的に整備してお渡しする事にしています。勿論、販売価格によりそうで無い場合も御座いますが基本お勧めしているのがエンジンのオーバーホール・オートマのオーバーホール・場合によっては、ブレーキキャリパーのオーバーホール・フューエルポンプの交換・ガソリンタンクの補強・プロペラシャフトのオーバーホール・フロントハブベアリングの交換などを施工したラシーンの販売になります。上記以外の作業も、勿論施工しています。恐らく、当店で購入したお客様は、出来るだけ長くラシーンに乗りたいとの思いで当店から購入されていると思いますので出来る限り作業をして行きたい気持ちが私は強いです。
ラシーンは、とても古い車になります。
今の現状でも、メーカーから部品の供給がストップしているパーツも有ります。このメーカーからのパーツの供給が増々止まれば、お金を出しても、交換出来ない(パーツが手に入らない)なども多々出て来る可能性が御座います。
今の現状で凄く困った事は、無いですがこれから先は、段々と無くなる可能性の方が高いと私は思っております。
勿論、中古パーツなどの代用品で事足りる事も有りますがそう行かないパーツも有りますし中古も数に限りが有ります。
今のうちに、交換出来る物は、交換した方が良いのである程度の予算を組んで頂き車両の購入をした方が、手が掛かり難いラシーンになりますのでこちらを当店では、お勧めしております。勿論、完璧なラシーンは、出来ませんがローリスクなラシーンに生まれ変わります。
当店の納車で整備の写真の一部分の写真を公開致します。
ラシーン1500CCエンジン(GA15)
オーバーホールとは、エンジンを車両から取り外し整備する事ですが、車両から取り外したエンジンのほとんどのパーツを取り外し精密なゲージなどで測定しメーカーがパーツ事に基準値を修理書にて公開しておりますので良否判定後部品の良否判定などを行っていきます。
同じエンジンでしたら同じ所が摩耗している事が多いですがたまにイレギュラーも有ります。
測定値は、大体10μ単位になります。
オートマオーバーホール
この作業は、出来るお店が少ないと思われます。普段は、リビルト品と言う中古のオートマを再生したパーツが使われる事が多いのですが私の知る限りラシーン自体が古いのでリビルトのパーツ自体取扱いしている所が無く当店では、自分でオーバーホールを行っております。
こちらの作業は、メーカーでも作業出来る方の比率は、少ないと思われます。ラシーンのオートマは、要注意のパーツになります。内部にドライブプレートと言う摩擦材があるのですがこちらのパーツが摩耗している事が多いです。今は、走っているが何年持つかは、不明位に減っている車が多いです。
当店は、出来る限り永く乗れるラシーンを目指して製作しております。